第8回

行方不明の筋肉
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この時期10kmも走るとTシャツがびしょびしょ。アテネのコースは、もっと厳しいのではと思うと、この程度なら軽いものかも!?
 ヨロンマラソンを終えた時分が最高潮と言うのだから始末が悪い。出来る事なら来年のこの月までそのままでいて欲しいと願うのが足の筋肉だ。足を投げ出した格好で太ももを押さえてみると、硬くて弾力がある。トレーニングを積んでやっとの思いで到達した結果だが、その状態は半月も持ってくれない。夏場の今頃になると、押さえてみてもブヨンとしていてまるで緊張感が無い。こうなると、10kmを走るのにもゼイゼイ言う有様で、同じ10kmなのにこんなにしんどいのは何故かと禅問答をする始末。フルマラソンを完走しなければ!と言う目標が一つ終わった後に訪れる倦怠期なのだろうかと、無理に答えを考えているが、その原因の殆どは消え去ってしまった足の筋肉にある・・と屁理屈を付けている。

 トレーニングをすれば高齢者でも筋力アップ出来るなどと嬉しい事をTVなどで言ってくれている。確かにそうだろうが、一週間に一度なら現状維持で、次の大会で年齢別で入賞をなどと企むなら、2倍も3倍もの努力をしなければならないだろう。なぁー・・・・・言うに安く、実行は難しく、かくしてジレンマに陥ってしまうのである。第一、私のような高齢者が、何時までもフルやなんて言ったり、えらそうにコラムを書いたりする方がおかしい。フルはフルでも「お」の付くお古ではないか!??

 近頃、頑張り過ぎないようになどと言われる。楽しみながらやれと言い換えが出来るのかしら?燃え尽きないようにとのアドバイスかな?でも、と思案してしまう。笑い話だが今日は元気だから病院へ行って来たとか。その程度の元気さならば、常に持ち合わせているのだけれど、所謂年相応の普通にしていたら来年はもう無いだろう。と言っても今日は私の誕生日。73歳になる。思えば長生きしたもんだ。


遍路途中で、足を伸ばしてさすっているのも、ご愛嬌かもしれません。当然その隣で私も足をさすっていましたから・・・・
 当地でも梅雨明け宣言(おせっかいな話)されて、カンカン照りの夏空が広がる。それに合わせたようにクマゼミのこれまた暑苦しく騒々しい鳴き声。まだ学校の夏休みには間があるので、子供たちのセミを狙う姿が無いだけでもましかもと納得させている。
 先だって参加料が高いとけちをつけた福知山マラソンの¥4500も送金してしまったので、無駄にするわけにもいくまい。長い地中生活を終えて、我が世の夏を謳歌するセミ。たかが虫と言う無かれ。その努力は、全力投球で頑張っているオールスターの選手達に引けは取っていない。立派なものだ。
 最近は「一期一会」が気になって、一日を疎かにしないようにしているが、就寝時になって、今日一日はどうだったかと振り返る時に、やっぱり手抜きの連続で・・反省しています。今年の夏は、今年だけなのだから。高い参加料を無駄にするなって!!(2004.07.14)