第10回

ハイビスカスとアテネと
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我家のハイビスカス。本当に暑さに強いです。
 与論島に似合う花は、やっぱりハイビスカスだ。ヨロンマラソンの開催時期にはもう咲いていて、それも大形の花びらがあざやか。私の家にもハイビスカスの一鉢があるが、3月頃には冬越しの最中で僅かに残った葉っぱも黄色くなって哀れなスタイルになっている。それでも7月ともなると、真っ赤な花を咲かせてくれる。暑いのが好きなんだと感心するのみ。それに引き換え、30℃を超えて来ると人間様はぐったりとしてしまってだらしの無い事この上ない。
 その代わり、与論島ではシクラメンの花にはついぞお目にかかったことは無い。この花はハイビスカスとは正反対で、寒いのには平気だ。ところが夏越しが難しいというのだから、夏に弱い人間と同じ。シクラメンの球根を掘り起こして乾燥させて涼しくなるのを待つか、涼しいところで(言うなれば避暑地)のうのうと過ごす優雅な方法も有るらしい。
 涼しいところでひと夏を過ごせる身分になってみたいが、そうは問屋が卸さない。当然の事だが今日も南から温かく湿気を含んだ風が吹いているので、べとべとした空気から逃げる事は不可能だ。出来る事なら避暑地のシクラメンになりたいなー。

 それでも10kmを走ってきた。朝食を済ませてお腹の中が落ち着いてきた頃の午前9時頃を出発の定刻にしている。途中に信号が有って、止まらざるを得ないし、中間点あたりの明石公園の中では水分補充で、正味1時間10分程だろうか。その間は、真夏の太陽でアスファルトが熱せられてシューズの裏が熱い。家に帰って温度計を見ると34℃を指している。アスファルトに手を触れると火傷をしそうで、50℃を超えている感じだ。アテネのマラソンコースだったらどうなるのかなと、思いは遥かギリシャに飛んでいく。アップダウンが激しいと言われているが、それならヨロンマラソンのコースに真夏の暑さをプラスしたら似ているのだろうかな?自分一人が楽しみに走るのなら何とでもなるだろう。けれど胸に日の丸のマークを付けたとなると、ストレスが重く乗っかって来るのではないだろうか。オリンピックと言うものの大変さが、少しは分かってきた気がする。


昨年のヨロンマラソンのゴール直後。那間小学校の川畑校長先生とひまわりキッズ。思いは常にゴールに!!この時の感動を、この次にもと願っています。
 高校野球が始まっている。この炎天下で精一杯のプレーを繰り広げているが、熱中症で31人もの人達が病院に運ばれたと先日のニュースで報じられていた。(地区予選 の時)情けない高校球児がいるのかと思ったら、なんと応援の人達だった。やっぱり平素の鍛錬の差が出ているだろう。夏の暑さの感じ方は人さまざま。イラクではと、又飛躍してしまう。日中の気温は50℃になるそうだ。こんな暑い所だからもめごとが起きてしまうのだろう。頭を冷やしたら、それこそ平和な世の中が戻ってくるのではと考えが浮かぶ。そう考えるのが真っ当??それとも、真夏のアスファルトの上に浮かんで見える逃げ水的幻影なのだろうか・・・・・それにしても暑い。立秋だというのに!!(2004.08.07)