第37回

早春賦を口ずさんで
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流石の水鳥も水から上がって押し合い


今年もひまわりキッズが待っている・・はず(浮き玉の約束)


昔は深い雪山の中で戯れていた(ラッセルで奮闘中) 寒いとは思わずに


子供も家内も(昔は)雪山でも平気だった


明石公園で子供達も頑張って走っている
 節分の夜には豆まきをした。立春と聞くと、やっと春が来たんだなーと嬉しくなってくるが、寒さはまだまだ続く。「春は名のみの風の寒さよ」と、早春賦の一節がぴったりのこの時期。けれど、新潟県の被災地では、19年ぶりの大雪で難儀されている様子。何処までも自然は冷酷で容赦しない。何で今年の冬は、ここまで厳しいのだろうか。

 2月になってドクターストップが解除、やっと走る事が出来るようになった・・と言っても約10日間も走らなかったので、脚力ががた落ちしている。ヨロンマラソンまで後僅か。さて、走ろうかと気合を入れてみるが・・歌詞にいう風の寒さとは正にこの事。寒風吹き荒む屋外へ、Tシャツ一つでさっそうとなど、凡そ縁遠い気分。そうでしょう、ぬるま湯に浸かった蛙がゆっくりと温められると、茹で蛙になるのを忘れてしまって煮られてしまう例えの裏返しで、続けて走っていたら、だんだん気温が下がるのに順応して、結果的には大寒であれ平気でTシャツでいられるのだ。このサイクルが狂ってしまったので、Tシャツではあかんとなってしまった・・・・・(随分苦しい言い訳をしている)

 ついこの前まで「ウインドブレーカーを着ないのだ」と、たんか?を切っていたが、この際キャンセルです。寒いから、暖かくなるまで走るのを止そうと言っていたら、今年のヨロンマラソンで4時間台はもっての外、5時間台、いや、完走も覚束無い。今年も孫を同行して、自前のひまわりキッズをとにかく一人だけ確保しているが、ハキビナで、待てど暮らせどやって来ないとなるのは気の毒。ましてや、11月の与論島一周マラソンの時に、那間小学校の児童達と約束した「ヨロンマラソンを一緒に走ろう」と言うのを反古に出来ない。

 先日、スポーツ店でウインドブレーカーをやっと買ってきた。ラベルには、風を通さずに汗などの水蒸気を逃がすとある。更に繊維の一本一本から水をはじくから雨にも安心だ。尤も雨の日に走ろうとは思わないが、昔、登山をしていた頃に「ヤッケ」と言う名の防寒着を使っていたが、防風はとにかく、雨には空っしき駄目で、冷たい思いをした経験がある。試しに新品のウインドブレーカーの上から水滴を落としたら・・コロコロッと見事にはじいてくれた。これなら、万が一にもびしょぬれにならずに済みそう。随分進化したもんだ。今までやせ我慢をしていたのは、何の為だったんや??

 古い話になるが、登山をしていた時の体験が根底に有る。ハイカーやスキーヤーとは違うんだなどと変に力んでいた時期があった。彼ら彼女らは、出発する時からヤッケを着込んでいたのを見て、これ以上寒くなった時にどう対応するのかなどと批判していた。私の山の先輩は「ヤッケの一枚が生死を分ける事も有る」と、常日頃言っていたのだ。だから、寒くなってもぎりぎりまで辛抱し、辛抱する事によって耐寒能力が向上すると信じていたし、薄着を自慢したりしていた。(こういう考えは、もう古いのだろうか??)

  だが、一寸待てよ。これで走る条件は総て揃った事になる。ここで思い出す言葉がある。「出来ないのは、やる気が無いのだ」とか、「負けて口惜しかったら強くなれ」など、幾らでも出て来る。愚図愚図している理由も閑も無い。

 前回の締めくくりは「ポンコツ車のエンジンを始動させなけりゃ・・」だった。エンジンの整備は何とか終わったようだ。幸い、古タイヤのパンク張りも終わって、足回りの心配は少なくなったみたい。何時までもエンジンを空回しをせずに、寒風を切り裂いて颯爽と走り出そうじゃないか!!
 いよいよ一ヵ月後は、ヨロンマラソン当日だ!! 
(2005.02.06、2005.02.09訂正 亀野 稔)