第47回

始めがあって終わりが
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知床半島の露天温泉 テント場の近くに有り しかも無料


トラブル無く北海道を走り回った軽四 テントはひっくり返して底を乾かしている裏技の最中


朝日新聞の「声」欄のぼやき節


制限タイム5時間なのにスタート地点まで100mあまり ゆっくりとしか前進しないもどかしさ!!


今年で2度目のひまわりキッズで登場した孫も卒業し中学校に入学 大き目の制服とピカピカの通学用自転車と笑顔

 マラソンの始めは、20歳頃からの山登りがいろいろな理由で遠ざかり、次女が中学生時代に水泳部のトレーニングとして走っていたのに付き合わされて、明石公園の一周1.3kmの池の周りを2周か3周を走る事だった。
 その後、バドミントンを始めたが、強いおばちゃんに負けるのが口惜しくて自分の事として走っていた。
 私が与論島を知ったのもマラソン。その辺のいきさつは朝日新聞の「声」と云う投書欄。もう14年程前で、やっと定年になった喜びを表したものです。

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「バンザイ!!定年」  朝日新聞(91.09.18)

 昭和6年生まれの私、戦後の混乱期から働き続けて今年で無事定年。考えようによれば、昭和一桁世代は、コロリとあの世へいってしまう確率が高く、私の知人でも十指にあまる。健康で定年を迎えられただけでも良しとしよう。
 定年になったらと以前から計画していたのが北海道の気まま旅だった。長い年月バックアップしてくれた妻を助手席に乗せて今、知床半島にいる。聞こえてくるのは露天風呂の湯のあふれる音、時々鳴く小鳥の声、風にそよぐ木々の葉の音、どっぷりと湯につかりながら生きていて良かったなと実感する。
 若い時から登山をしていたので、キャンプ用具は揃っている。それを8年間通勤に使っていた走行8万キロを越えた軽乗用車に積み込んで、北海道のキャンプ場を巡っている。何よりもたっぷりと時間と空間があるのが素晴らしい。
 これからの楽しみは、このような自由な旅と、55歳から始めたフルマラソンを走ること。まずは11月の福知山、来年は2月の与論島、3月の篠山ABCマラソンに行こう。42.195キロを走るのには定年はないのだから。
 「バンザイ!!定年」である。

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 当時のヨロンマラソンは2月だったのも懐かしい。あれから何時の間にか14年も過ぎてしまった。光陰矢の如しが実感だが、本当にこれだけの年月が過ぎてしまったのだろうか?一つ一つを思い返してみると・・やっぱり、そうなんだ。コラムを書くに当たって、古い写真を引っ張り出して見る機会が多くなり、目的の写真を探すよりも、当時の出来事の長い糸を手繰り出す時間が増えてしまって、キーボードの手がお留守になってしまい能率の悪い事。それだけ年月の経った事の証しなんだ。数多くの出会いや多少のスリルなどが、今は写真の中に凝縮している。

 遅れ気味だった桜の花がひらひらと散っていく。自然の営みには待ったが無いが、桜の花は多分来年も咲いてくれるだろう。けれど、人間のやる事には当然の事ながら終わりがある。最近特に「一期一会」と言う言葉が気になりだした。これが最後だと思って集中するように心掛けているが、今年のヨロンマラソンで目標に僅かに及ばなかったままでは残念至極。その辺りの心境を、又もや新聞への投稿だ。

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「卒業しようか、それとも」  朝日新聞(2005.04.07)

 フルマラソンを最初に走ったのは1986年、55歳の時のホノルルマラソンで、その後マラソンといえばフルと決めて参加してきたが、阪神大震災で半壊の被害に遇った自宅の修理の為に3年間程走られなかったのを除いて、今年3月のヨロンマラソンまで18年間で40回以上完走。我ながらよく続いた。
  けれど、今年のヨロンマラソンのタイムは5時間2分で、目標の4時間台に僅かに及ばず残念。一般の市民マラソンの場合は制限時間5時間というのが多い。それから見ると今回はタイムオーバーだ。マラソン当日は風速12mの悪条件だったので、少しは考慮の余地もあるのだが、でも、関西での大会では参加者が多い為、スタートラインを通過するまでに数分かかるとなると、やはりこのタイムではヤバイ。
 そもそもフルマラソンに参加してきたのは、練習さえしっかりとやっておけば、練習をやらない若い人と対等か、もしくはそれ以上の結果を残せるからだった。しかし、今回は膝に違和感があり、医者は「老人性膝関節症だ」と冷酷な見立てで、走るのを止めたら治るとも。
 何事にも総て終りがある。丁度今は卒業式の季節だからなー。でも、落第して・・いや留年してまだフルマラソンを走ろうか。 (投稿の原文のまま)

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こうなってくると、いささかしつこい感じがしないでもない。第一、マラソンを止めるのか、それともまだ走るのか。どうも終わりの無い旅に似ている。 (2005.04.21 亀野 稔)


関西点描 大阪城の桜

関西点描 中ノ島公園 柳の新緑が光る