番外編 5

カヌーの話(続編) 大阪の男前さんへ
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 


散歩途中の大蔵海岸で水遊びをする子供達


大潮でもないのに干上がってしまって泳げない


何とか無事に74歳になりました


大阪の男前さんと愛妻さん(私宅の屋上で)


折角組み立てたのだから 沈しないから カヌーに乗って!


季節の花 真っ赤なハイビスカス

 いよいよ今日から土用。8月上旬までの約20日間は一年で一番暑さに悩まされる時期だ。クーラーなんどの野暮な物のお世話になるよりは、自然の風や水に親しんだ方がむしろ過ごしやすいかもしれない。そう考えて海辺へ出てみた。とは言っても、殆ど毎日の如く通る大蔵海岸だが、満月でもないのに潮が大きく引いて海水が無くてカラカラ。たしかここの水面で、バシャバシャと飛沫を上げながら子供達が遊んでいた筈なのに、海の水まで干乾びて来たのかな?? (2005.07.18)
 郵政改革を声高に叫ぶ小泉さん推奨の「クールビズ」は、ただ単にネクタイを外しただけの胸元で、どれだけ涼しさを実感できるのだろう?直ぐ横にはネクタイ姿の大勢がウロウロしているのを見ると、室内温度を28℃にしているとも思われぬ。本当の「クールビズ」なら、アロハシャツの方がずっと上だ。私などはアロハシャツはおろか、上半身裸で失礼している。その代わりクーラー無しの正に省エネだ。ところがそうはいかない事態になってきた。

 「大阪の男前ですけれど、一度お宅へお邪魔したいのですが・・・・・」と、電話。
 男前さんからの掲示板への書き込みがあったのに対して、何時でもどうぞとご返事の書き込みをしていたのは、既にご存知の事だろう。大阪の男前さん事、池畑さんは与論島の出身で、次の日曜日の午後(7月17日)に明石へ来られると話は直ぐに決まった。せっかちなのは大阪人の特徴なんだが・・・・・
 7月17日。午前中は次女の家族一同が、少し遅くなったが、私の誕生日祝いに大きなバースディケーキを持って来てくれた。74歳とは、思えば長く生きてきたもんだ。写真を写してから、次女がケーキを人数分に切り分けている手元をじっと警戒しているのが、昨年のヨロンマラソンで、ひまわりキッズで一緒に走ってくれた孫の悠樹だ。どれが大きくてトッピングのイチゴがきれいか見定めているのだ。

 一騒動が終わった頃に電話。大阪の男前さんからだ。
「今、朝霧駅の近くにいるのですが・・・・・」
 自動車で来られたようで、近くのインターチェンジから真っ直ぐに海岸方面へ走ってしまわれたみたい。直ぐに迎えにいくからと、飛び出した。駅への途中で名前を呼ばれて止まった。大阪の男前さんと愛妻さんだ。車の窓を開けて走っていたので、顔を見て分かって下さったようだ。コラムに度々私の写真を出しているので、直ぐに分かってもらえたようだ。そんなに特徴が有るのかな?コラムの写真といっても小さいのに・・
 大阪の男前さんこと池畑さんは与論島の高校を卒業して大阪に出て行かれたとか。立長の実家にはお母さんが一人で生活されていらっしゃるとか。昔も今も、与論島の厳しさは変わっていないんだ。奥さんは、「愛妻」とおっしゃておられるだけになかなかの美人。やっぱり与論育ちだそうだ。いや、男前さんの身元調査じゃないんだ。(詳しくは写真をどうぞ・・)

 池畑さんの定年後とおっしゃっても10年後の話だが、カヌーに興味を持たれ、やってみたいと言う事だったので、とにかく私のカヌーを見て頂く事になったが、午前中は次女の家族が来ていたので、何にも準備が出来ていない。(何時もこうなんだ)
 カヌーはベッドの下に放り込んだまま3年間程出番が無かったので、埃まみれだ。部品が無くなっていないだろうか?心配しながら引っ張り出してフレームを組み立て始めたが、使わない能力はドンドン落ちていく事を実感。手順は忘れていないけれど、塩ビのパイプが20本以上あるので合いマークをつけているが、パイプの組み合わせの符号の意味を忘れてしまっている。、実に紛らわしいのだ。
 このカヌーは前後対象形なので、前の部分だけ組み立てて船体のキャンバスを入れ、それらしい形にして「大体、こんな感じですが・・」とお茶を濁させてもらう。ご免なさい!!
 水辺で組み立てたらちっぽけなのに、部屋の中での全長4メートルは隋分大きく見える。いや、部屋が狭いからなのかもしれない。
 3万円程の費用で済んだので、高い物ではない。私の場合は「暮らしの手帳」に載っていたのを参考にしたが、合板を張り合わせるのに「木工ボンド」を使うようになっていて、水に濡れる物なのに水溶性の接着剤で良いのか疑問に思って「暮らしの手帳」の担当者に問い合わせた記憶がある。やってみて分かる事なのだが、完成後に塗装するので別状無い。どこまでも安直に作れるのだが、肝心の男前さん。じっと見ていたが、これは難しそうとのたまう。(まあ、そうおっしゃらないで)
 やれば出来るのが人間の素晴らしいところで、とにかく手を付けてみようじゃありませんか!やって何ぼの世界は商売だけではありませんよ。とは言え、カヌーで儲けた話も無いけれど、絶対損しないと思うのです。二人でカヌーを並べて漕ぎましょう。淀川も随分きれいになったと言いますから。でも10年先と言うのは長過ぎます・・・・・

 翌日、組み立て途中のカヌーを片付けよう・・いや、一度最後まで組み立ててみようと考え直してやり始めたが、以前15分から20分で出来たものが1時間もかかってしまった。炎天下に持ち出してやっていたら、日干し人間になってしまうところだった。
男前さんを川辺に誘わなくて良かった。使わなくて無くなるのは筋力だけでは無さそう。 (2005.07.20 亀野 稔)