番外編 8

それでも又・・走り始める
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時計草 今何時だか判らないが 見ていると気が急いて来る


京都の入院中の病室から見た鴨川


エコノミー対策用のロングストッキング 生まれて初めての着用だ 


術後の点滴中 何がなんでも写真にしてしまう根性? 少々不便だ


ユーザー車検の為、車体を持上げてチェック 軽自動車だから出来る芸当かも


11年目とは思えないほどきれいな車の裏側 パノラマで写している


14号台風一過で淡路島が近くに見える きれいな夕焼け

 昔から私は準備が遅いと言われてきた。小学校の遠足の時の用意にしたってそうだった。登山に行く時も、与論島へ行く時も、出発当日にならなければ荷物の整理が出来ない。スロースターターがぴったり。
 一度はどうしょうかなと迷ったフルマラソン。今年の私の体調からみて随分と無理が有る。所謂天皇の病気と同じ前立腺がんで、思い切り良く入院治療と相成ったが・・・・

 京都に有る病院の7階の病室からは、直ぐ近くに鴨川が流れていて、幅50m程はあろうか。川の水の幅は半分程度かな。両側の河川敷には遊歩道が設けてあって、歩いている人が良く見える。それもゆっくりと歩いている人、足早に通り過ぎる人、自転車に乗っている人はあっと言う間に視界から消えて行く。早朝や正午の時間帯にはジョギングの人も結構多い。病室の窓を開けると川の水音が聞こえて来る。カラスの鳴き声も時々。そんな情景の中で散歩すら出来ない私。気侭に走っていた時の記憶が浮かんでくるが、遠い昔の事のようにも思ってしまう。

 エコノミー症候群。長時間のフライトで、狭いエコノミークラスの座席に座ったままじっとしていると、足の動きがなくなってしまった結果、静脈中に出来た血栓が、目的地に到着時に歩き始めた時に遊離して、心臓や脳の細い血管に達して血流を遮って重大事を起こすことだが、その対策として女性が使用するようなロングストッキング、それも窮屈に感じられるほどのきつめのを履くと、足の静脈の弛みを生じなくするので血栓の発生を予防出来るそうだ。足は使って何ぼの話。明日は手術。3時間余は動く事が出来ないようだ。フライトならシンガポールの上空辺りかな?(2005.08.10)

 長い夏休みもやっと終わった。と言っても、勤めに出るとか学校へ行くとかは全然関係ない。唯、暑苦しい夏と言う季節が、次の秋になっただけで、秋になったからと言って直ちに涼しくなる筈は無い。動かない言い訳に暑い気温をだしにしているだけの事だ。今度は残暑と言う便利な季節があるが、さりとてノホホンとしているのは如何なものか。後で後悔するのは目に見えている。愚図愚図しないで、やる時はドーンとやるのだと、精一杯のハッパを掛けているが、一度止まってしまったものを動かすのには凄いエネルギーを要するんだ。ブツブツ・・・・・
 結局、明日からは走ろうと思っているだけで、福知山マラソンにエントリーしているのを無駄にしたくなかったら、もうトレーニング期間がギリギリしかないのを意識していなければならない。今さら無いものねだりを言っていないのだ。但し、「やる気」が有ればの話だが。(2005.08.31)

 9月1日。新学年の始まりで、家の前の通学路を行く児童達の全ては大きな荷物を持って歩いている。どこの家庭でも、今年の夏のドラマを濃縮して宿題の答えになったのでは?と思うが、逆に追い込みを掛けて、やっと出来上がった切ない風景が浮かんで来るのはパターン化した思考かも知れない。
 屋上から見える淡路島は、白く霞んで未だに真夏の様相だ。蒸し暑いを出来ない事の理由にしている訳にはいかないのだ。定刻の午前9時が近づいてくる。希望の秋色には遥かに遠いが、1日とは、何と区切りのよい日なんだろう。グズグズ・・・・・
 何時ものように走り始めるが、何だか体が重たい。普通の時だと最初のチェックポイントを1分30秒で通過するのだが、今日は9秒も遅い。最初から頑張って飛ばすつもりは無かったが、これは心外なタイムだ。家の桜の木ではもう聞く事が無くなったクマゼミが鳴いている。あれ?草むらではコオロギの鳴き声も。もう秋なんだと感じるが、相変わらず南から湿った暖かいと言うより熱気が吹いている。そう、残暑、残暑。ソウザンショ!いや、ソウザンス!と言ったのはトニー谷だ。古い話の落ちになってしまった。算盤片手にリズム良く歌っていたのを真似をして叱られた事も有ったっけ・・・・・
 真夏の暑さと較べると、少しはましかとも思えるが、ブルブル汗をかいて6km程を走って帰って来た。今までのワーストタイムの更新、自慢にもならないが、とにかく退院後の第一歩。こうして走られる幸せを感謝しよう。今の感覚ではフルマラソン、走れるかどうか微妙なところだが、誰も替わって貰えない。
 観念的対処法、言い換えれば「心頭滅却すれば火もまた涼し」なんだ。閑だから暑さを感じて汗を出しているのではないか?

 9月5日に陸運局でのユーザー車検を予約しているので、どうしてもその日に間に合わせなければいけない。やっと重い腰を上げて最後の点検をやっている。半ズボンにTシャツという訳に行かず、上下作業服の完全装備。しかも午後になってからは西日が容赦なく差し込んで来るが、後僅かを残して今日の予定の整備を済ませたが、不思議な事に汗が出ていない。マラソンと同じで自己責任の範疇で、手抜きは出来ないから真剣勝負、とにかく車検が通れば良いというものじゃないから、至極真面目に作業をやっている。だから汗もかかないのだ。暑い、暑いは暇人の繰言なんだろうな・・・・・(2005.09.02)

 9月5日。車検も無事に終わった。でも、言いたい事がいっぱいある。ユーザー車検だから検査の費用は1400円ポッキリ。ところが自賠責保険、重量税ときて、今年からはリサイクル費用も取られる。まだまだ大切にして乗る積りでいるのに、解体費を前金の即金で取るのだから腹が立つ。おまけに検査場での検査手順の電光掲示板に「故障中」の札が下がっていて、半分以上の文字が読み取れない。何をどうしなければいけないのか、判別が困難でまごついてしまう。陸運局へ車検に来ている殆どの人はプロだから、手順など諳んじているのだろう。検査場の検査位はきちんとやっておけよ。示しが付かんじゃないか!!

 こうして問題点はひとつづづ片付いていく。あいにくと14号台風が近づいているから、明日からと言う訳にはいかないが、又、走ろう・・多分きついだろうな。
 例によって、まだ・・・ぐずぐずしている。 (2005.09.05 亀野 稔)