番外編 11

体育の日の頃
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二十数年ぶりのバドミントン 永い眠りから目が醒めて


明石の悪がき風の好敵手 年寄りだからと言って容赦しないし、子供だからと言って容赦しない


放射性物質はイラクでなく 私の体内に(マイクロチップが77本入っている)


ソーラーシステムの配管内部 コレステロールで詰まった血管みたいで


小さい秋見付けた クローバも実りの季節


あれからもう一年が過ぎました (15話参照)アテモヤの大木??

 写真を撮ろうとしてデジカメのスイッチを回そうとしたが動かない。右の手首から先が変だな・・・・・・それはそうだろう、今日の午前中の2時間と、午後からの2時間は手首の運動が連続。午前中は卓球、午後はバドミントンだったので、45年ぶりの卓球、24年ぶりのバドミントンとくれば、手首の捻挫どころか、骨折をしても不思議ではない。家内は一寸やり過ぎだと言うが、さもありなんだ。
 キーボードへのタッチが正常では無い。右の指先に力が伝わらないのだからどうにもならない。夕食の時に箸を上手に握れない。コップが左手を添えなければ持ち上がらない。歯ブラシを持つのも努力が要る。握力が皆目無くなってしまってだらしの無い事夥しい。毎朝ダンベルでトレーニングをしていてこの体たらくだから、もし何にもやっていなかったらどうなるのだろう。やっぱりやり過ぎなんだ。急加速がいけないのは自動車の運転だけではない。

 コラム「終着駅」を書いた今年の5月頃は、前立腺がんが確定していて、医学が進歩しているとは言え、前立腺がんが早期であれば恐れる必要が無いとは言え、そこは私も凡人だ。ガンと宣告されて嬉しい訳が無い。慣れ親しんだ与論島との関係ももうこれまでと考えても不思議では無い。
その後、最適治療と目されている前立腺の中に直接放射線チップを注入する手術を、8月に京都府立医大付属病院で受けた顛末は、コラム「それでも又走り始める」で述べたとおりだ。(詳しい内容を知りたい方は遠慮なくおっしゃって下さい。メールででもOKです)
 それから未だ2ヶ月も過ぎていないが、放射線の専門医から「もう、心配する事は無い」と。更に「どんなスポーツしても大丈夫ですよ。マラソンだって平気・・・・・」 
「先生、有難うございます!!」そこは単純人間の良さだ。 (2005.10.08)

 今鳴いたカラスがもう笑った。人生ももうこれまでとしょげ返っていたのが嘘のようにエンジンが回り始めたのだ。ジョギングの合間・・と言うより足腰を鍛えなければと。それならば昔撮った杵柄をとばかりに卓球とバドミントンと相成ったのだ。
 握力が無くなっているのをその夜の風呂場で再確認するはめになってしまった。先ず洗面器でお湯を汲み上げようとしたら手からするりと滑ってしまう。剃刀がコントロール出来ないし、最後の仕上げの手拭が絞れない等々、ホンマに大層な・・・・・
 バドミントンに熱中していた頃、右手首の腱鞘炎を起こした昔の辛さを思い出してしまったが、そこまで重症ではなさそう。やれやれ、人騒がせで申し訳なし・・です。

 10月10日、体育の日ではあるが生憎の悪天。晴天の特異日とまで言われていたのにどうしたことか?けれどお天気の悪くなるのを待っていたので私としては好都合だ。三連休の最後の日だから行楽の予定の人も多いのだろうが、へそ曲がりな事で申し訳ない。実はソーラーシステムの配管のやり変えのタイミングを待っていたのだ。「体育の日」とは何の関係も無いが、以前から気にしていた。お湯のコックを全開にしてもチョロチョロと威勢の悪い事。何だ何だ、私が前立腺の不調でオシッコの出が悪くなったと気にしているのに、お主、ご主人の真似をしてるのか!
 冗談はさて置き、風呂にお湯を入れる時間が長くなっているのは確かだ。配管の所々が僅かな漏れがあるのだろう。赤い錆が見える。24年間も使ったのだからメンテナンスとの時期としても遅れている。
部品を整えてばらしかけて驚いた。配管の内部が錆で詰まりかけている。人間の血管の内部にコレステロールが貯まっているのと全く同じで恐ろしい感じだ。人間の血管なら薬もあるが、こんな水道管の内部の水垢や錆を取る手立ては交換するしかない。見えない物には無関心でいられるが、知ってしまったらゾッとする想いだった。
 体育の日とどんな関係があるのか、いささか屁理屈じみるが、こんな風な血管の中にコレステロールを貯めない為に、地道に体を動かさねばいけないのではなかろうか。本当は一年中、ズーッと体育の日であっても良いのでは?? (2005.10.11)

 マイジョギングもようやく一段間アップして10kmランだ。8月に京都の病院に入院する前に走ったのが最後だから2ヶ月ぶり。やっとここまで来れたと思うと嬉しい。8月と10月だから気象条件(気温など)が違うから一概に言えないが、今日の方が1分25秒も早く走れた。多分、卓球やバドミントンで走り回ったから、そんなのもプラスアルファになっているのだろう。
 走力をつけるとか筋力をアップするとか言うのは並大抵の事ではないが、既成事実として11月23日の京都の福知山マラソンの参加料は払っているし、払った限りは走らなければ損??どうも損得の問題ではなく、制限時間の5時間内でゴール出来るかどうかの境目になっている現在、10km走れたからと言って喜んでばかりいられる場合じゃない。
 けれど8月と較べると、今の気分は秋の空、すっきりした事は確かだ。ここまで来たからにはトコトンやるしかあるまいで・・・・・ (2005.10.12 亀野 稔)