番外編 12

人生いろいろ
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京都点描 京都御所 大都会である事を忘れさせられる静かさ


京都点描 京都の台所の錦市場 これから人通りが増える


一寸休憩してのどを潤して


明石公園点描 池のボートが全員集合?してひそひそ話「今日は暇で不景気やなー 阪神もボロ負けやったし」



小さい秋見つけた ピラカンサの実も色づいて


遅咲きの花 寒いのが好きなのか それでも精一杯に咲いている小さい世界

 前立腺に放射線小線源封入の手術を受けてから丁度2月目の今日10月14日に事後観察の為に京都府立医大付属病院へ行って来た。明石から2時間掛かるが、それも小旅行と思い直せば、これ又興味深々。いろいろな事に出会う。人生いろいろは国会で例の変人が使ってからすっかり有名になってしまったが、でも真実なのだ。
 病院の待合室で待つ事2時間。これでも事前に診察時刻の予約をしていてこうなんだから、お医者さんのきつい現実を感じてしまう。受診時に先生に尋ねてみた。
「昼食はお済なんですか?」
「いいや、それどころじゃなくて、もう慣れてしまったけれど」
 午後2時半を過ぎていた。

 腰掛に座っていると、隣に座っていたご婦人が話し掛けてきた。
「お元気そうですがどこが悪いのですか?」
 それはそうだろう。私とすれば何時ものスタイル。半ズボンに半袖の上着はもう時期外れにも見えるが、快適クールビズなのだ。おまけに赤いナップザックを持って足元はジョギングシューズを履いているのだから、どう見てもハイキングにでも行って来た感じだったろう。
「前立腺がんの手術を受けた後の定期診察に来ているんです」
「ヘェー」 ご婦人はご主人の付き添いで来られていて、やはり前立腺がんと診断されて心配でしようが無いとおっしゃる。年齢が私よりも10歳ほどお若いのに、頻尿だとだけ自覚されていたが、生検(組織の一部を切り取って調べる)を受けてがんが見つかったとか。悪い事に、肩の骨に転移が見られるらしい。早期発見が何よりも大切。私の場合はどこにも転移していなかったから、今となっては幸運と感謝なのだ。
 第一、私の場合は、全部私一人で事を済ませて、家内に付き添いをと言う事は考えた事も無かった。病院までの遠い距離、着いてからの長い待ち時間は一人で充分だ。
 看護師さんから説明を受けている人の話し声が聞こえてくる。
「今度入院の時には、この説明書をよく読んで頂いて、この書類も記入して持って来て下さい」 どうも私が受けた同じ手術の計画らしい。心配する事は無いから頑張って!!
 午後2時半にようやく診てもらったが、経過は順調で安心する。 (2005.10.14)

 土曜日は忙しい。午前中はバドミントン、午後は卓球でそれぞれ2時間汗を流す。10月になってからの事なので昔のようにはいかないが、それでも様になってきたのが自分でも分かる(自画自賛だが・・)少しは空振りが減ってきたし、ラケットのグリップもしっくりする様になってきた。余分な力が抜けてきたとも感じる。まぁ、他所様から見てどう思っているかはいざ知らずだが、良しとするか・・・・・
 今日は新発見、バドミントンの空振りの原因調査にデジカメが使える事が分かった。動画撮影をすれば、1秒間に30枚の写真が撮れるのだ。早速三脚にカメラをセットしてシャッターを押し、その前でラケットを振り回した。直ぐパソコンに取り込んで再生したら、バッチリと写っているが、フォームを見てがっかりした。肘が曲がっていて打点が低い。こんな筈ではなかったと思うのだが、実物通りに写っているのだから文句も言えない。これでは空振りやむを得ないと言うのは分かったが・・・・・ (2005.10.13)

 手首の痛くなるのが無くなって来たが、右足のふくらはぎが少々痛い。これは走り回る筋肉とは違って踏ん張る時に必要な個所だ。せいぜい頑張るとしよう。大人に混じって小学生もいる。けれど相手が74歳だからと言って手加減してくれないし、私も小学生だからと言って手加減をしない。少々大人げが無いが、スポーツに手加減するのは八百長くさい。力いっぱいのぶっつかり合いが気持ち良いのだ。
 今日、バドミントンの練習に子連れの男性が来ていた。
「平生子供と一緒になって遊ぶ機会が少なくなってきたので、こうして土曜日は一緒にバドミントンをやっているんです。子供も夢中になってやっているので楽しいです」
 誠に結構なパパ振りだ。これなら家庭内の不和も生じないだろう。 (2005.10.15)

 先だって京都へ行った帰りの電車の中で見た若者のスタイル。最近、お臍を出したまたがみの浅いズボンを履いた女性が多く見られるが、ズボンをずらして履いている男性がいた。唯でさえ短い足が更に短くなってだらしのない事夥しい。女性の臍出しルックのスマートさに較べたら月とスッポン。あれなら歩くのも不自由そう。ズボンの裾で地面を擦るだろうし。
 電車の中の風景その2。男性が二人でしゃべっている。それも電車の騒音に負けない大きな声で、終点で降りる時まで途切れる事は無かった。うるさいのは女性達の専売特許では無さそうだ。その3人程隣に座っている若者は耳がすっぽりと入る大きなヘッドホーンをしていて大きな話し声は全く聞こえていないのだろう。目を閉じて音楽に没頭中。
 次は女性の巻。「長い髪の乙女」と言う題名の曲が有るが、本当は魅力的な情景を表現しているのだろう。目の前にいる現実の女性の髪の毛も長い。けれど長ければよいと言うもんじゃ無さそう。絶えず長い髪の先端を弄っている。思った通りの場所にいないのか、他にする事がないのか、20秒に一回ほどの割合で繰り返し繰り返し・・手が伸びる。
 彼や彼女たち。人生いろいろだが、将来どんな家庭を持つのか心配だ。 (2005.10.19 亀野 稔)