番外編 18

2006年ヨロンマラソンの・・幻想、妄想
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今やイナバウアーを知らない人はいない実績を残した荒川静香(朝日新聞から)


参加する事に意義が有るが 私は影だけ


ヨロン空港に到着 屋上への立ち入りが禁止されているのが寂しい


大忙しの精糖工場も ヨロンマラソンの当日はお休み



ゴール地点の茶花海岸(平日) 人、人、人で埋まることだろう


明石点描 立春を迎えて新芽を出した紫陽花

 来週はいよいよ大会の日。当地でも走っている人が多くなって来た。兵庫県の篠山マラソンも同じ日だから、最後の追い込みなんだろうか。泣いても笑っても、この一年の精進の結果が問われる事になるのだ。使い込めば使うほど機能、能力が高まるのは年齢とは関係無さそう。とは言っても、トリノオリンピックで予選落ちで終わってしまった大勢の選手を見れば、それまでに残した記録通り実力を発揮できぬ難しさがオリンピックには魔物が潜んでいると言われる由縁かも。体調一つにしても、ピークを合わせる事自体がそう簡単な事ではないのは百も承知の事なんだが、そう言う私自身がエントリーしながら、とうとう不参加の羽目。オリンピックでも参加する事に意義があるとも言う。ところが先日ヨロンマラソン実行委員会から届いたナンバーカード、それに同封されていた大会参加当日のセルフチェック10ポイントを見て、やっぱり今年は駄目なんだなーと、つくづく感じてしまうのだ。
 曰く「関節の痛みはないか?」 有ると言わざるを得ない。
 曰く「今日の大会に参加する意欲は十分にあるか?」 意欲だけではどうにもならないのは、トリノの結果を見ても良く分かる・・・などと、変な理屈をこねるのは止そう。今は参加出来なくても、熱い声援を送る事は出来るのだ。

 スタートラインに着いて、合図を待つ緊張感を忘れてはいない。私のスタート直前の指定席は、走るコースの右側の先頭から20m程後方。スタートして直ぐに右方向へ、坂を登って(この坂が結構きついのだ)茶花小学校の前で又右方向へ曲がるから、少しは有利?でも、走り始めたら何とかなるさ。茶花の町の大勢の人達の声援を後にした辺りで、そうそう今年はスタート直後のコースの一部が変更されてったっけ。 (2006.02.28)

 3月1日。心待ちしていた春の幕開けだが生憎の雨。例年ならば与論島へ出発する頃だ。雨と言えば、ヨロン空港に到着した時に雨に有った事もある。スタート直前まで土砂降りの風雨になって、「こりゃー、マラソンも中止かな?それともスタート時刻を延期するのかな」と、やきもきさせられたが、スタートの午前8時にはぴたっと止んでしまった事もあった。マラソン大会で雨に遭うのはそう珍しい話ではない。あの時も、プリシアの前のコースの水捌けが悪くて10センチ程の深さの水溜りが10m以上続いていた。どうあがいても足首まで浸かってシューズもしっかり水浸しになってしまったが、結局はベストタイムでゴールしたのだから雨もまた良しなんだ。

  でも今年の大会当日のお天気はどうなんだろう?
 TVのデータ放送でチェックしてみたら、晴れたり曇ったりとある。気温予想が15℃から20℃。これならまずまずではないか。
 ところで、この前の大会は、2年続きの悪天候。おまけに気温が低くてヨロンマラソンの雰囲気ではなかった。北西の冷たい強風で、走る方としては我慢出来るが、大会を運営して下さっている方々や応援して下さった人々には長い一日だったのではなかろうか。走る方としては、何時かは向かい風になり、追い風にもなるのだから、プラスマイナスゼロと思いたいのだがそうはいかない。タイムが出ないのは風が強かったと言い訳をする。風こそいい迷惑だろう。
 何だって走る事の出来る人は幸せ。ヨロンマラソンのスタートラインに到着出来るのも実力。
 「パーン」と号砲が鳴って、どよめきが起こり、花火が打ち上げられ、拍手と「ガンバレー、ガンバレー・・」に送られて、後は自己責任、自己満足の境地。翔竜橋を筆頭に坂が多いのが癪の種、足腰の負担だが、登り坂と下り坂の数はぴったりと一致している自然のこの配慮。茶花のゴールには有泉が待ってる??・・・・・
 中国語ではガンバレーの事を「加油」と言うそうだ。何だか火がついて燃え尽きそうな雰囲気。それとも、中国でも車社会の到来だから「アクセルを踏め!」かもしれない。
 英語なら陽気に「グッドラック!!」
 ヨロンマラソンに参加したランナーにぴったりかもしれない。帰りのハキビナから可愛いひまわりキッズに伴走してもらえたら、これこそグッドラック。苦しい筈の35km地点からが楽しくなる筈だ。長い与論空港の滑走路の先端の40kmを超えて最後の坂を登ればゴールの茶花の真っ青な海が見え、待ち受ける人達の歓声が聞こえて来る。

「ウワーッ・・」というどよめき。エイサーの太鼓の響き。カチャーシの三線の音が、ここまで聞こえてくるよ。 (2006..03.03 亀野 稔)