番外編 45

2007ヨロンマラソン(その13) ひまわりキッズの威力
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


0時30分 やっとキッズの待っている所まで


ゆっくりしついでに記念写真 一枚写っていて良かった


ゴール 正確に言うと3秒前 バンザイが決まった


一緒に走ってくれたひまわりキッズの田中さん、町田さん、優衣 家内も走っていたよ


昔一緒に走ってくれたキッズOG 「私 覚えている」・・・?? (済みません 顔音痴ですので)

 37km。ひまわりキッズのスタート地点だ。
 「お父さーん、随分待ったよー・・・」家内の声が聞こえて来る。予定時刻の午後0時15分には及ばなかったけれど、時計は0時30分。大した違いは無いと思うけど?それでもひまわりキッズの待機場所には、那間小学校の4年櫛山学級の町田夢奈さんと田中瀬根奈さんと優衣。さらに花房教頭先生ともう一人の先生。それに何かとうるさい家内。どうもお待たせしました。済みません。他のひまわりキッズは全部スタートしてしまってガランとした感じだからやむを得ん。でも、ここからゴールまで5kmも有るのだから急ぐ事は無い。
 例によって相田みつをの書から 「あなたを待つ時間の長いこと あなたといる時間の短いこと 計れば 同じ時間なのに みつを」・・がぴったりだ。
 ゆっくりしついでに3人のひまわりキッズと並んで記念撮影。家内に渡していたデジカメが思ったように動いてくれない様子。「あれ?あれ?」と言うから、心配になって来る。何回かシャッターを押していたが、一枚でも写っていたら良いのだ。
 さぁースタート。彼女達のスピードがどうしても速くなってしまう。満を持して待っていたのだから、言うなれば弓から放たれた矢の様だ。「一寸、一寸待って。最初が肝心。ゆっくり走ろうヨロンのコース。安全第一、スピードは控えめに・・」なんて気の利いたことを言ったかどうか、今となっては覚えていないが、逸る馬の手綱を引っ張ってる騎手の心境だ。でも、今までのヨタヨタ走りとは次元が違ってきた。

 こういう経験は、今までの大会で数回記憶がある。
 最初は87年のホノルルマラソンでの事。35kmを過ぎて疲れが出て来てどうにも辛抱が出来ず、コースから外れて数回屈伸運動をしてから又走り始めた時に、後ろから追い越されたのが同じホテルで泊まっていた顔見知りの女性ランナー。一言・二言会話を交す間に、気が付けばこの女性ランナーのペースになって走っていた。ダイヤモンド・ヘッドの峠道で、逆に彼女を置き去りにしてゴールしてしまった。(3時間42分58秒のベストタイム)
 二度目は94年の福知山マラソンでの事。この時もバテ始めた35km辺りで、後ろから軽快な足音が近づいて来たなと思ったら、同じ様に女性ランナー。一瞬抜かれたが、気を取り直して後を追走。暫くして併走するようになった。トップ・ギァに切り替わったみたいに次から次へ他のランナーを追い越して行く。女性ランナーから「おじさん、早いね」「あんたも凄い」と返すが、途中で横へ逸れてしまった。急な所用が発生したのだろう。この時は3時間48分15秒でゴールした。今から思うと、トンデモナイ速さだ。(きっかけが女性ランナーとの併走と言うのが共通のポイントとは?良く出来た話みたいだね)

 古い事はさておいて、スタートして500mも行かない間に、先にスタートしたひまわりキッズに追い付き、追い越してしまった。キッズ達は追い越す度に「がんばって下さい」と声を掛けている。私の方が何処まで頑張れるか分からないのに、ひまわりキッズ女性3人のパワーは物凄い。例年だと、上り坂かどうか分からない程度の坂道でも「坂道はきついからゆっくり行こう」など言って歩いていたが、引っ張られている感覚で、どんどん追い抜いて行く。その度に「がんばって下さい」と声を掛けて、まぁ何と調子の良い事。38km辺りでランナーを追い越したら、何と町役場の竹さんではないか。暫く併走していたが空港の前辺りで遅れてしまわれたみたい。
 滑走路の横を走っている時に、前方の海上から飛行機が着陸態勢で降りて来るのに遭遇。凄い轟音が横を通り過ぎていく様に気を取られていて、しんどさを一瞬なりとも忘れていた。
 滑走路の先端の40km手前で、何と伴走してくれている町田さんのお父さんに追い付き、追い越してしまった。町田さんに「お父さんと一緒に走る?」と尋ねたが、首を横に振ってた。
 最後の給水所はそこから直ぐ、プリシアの前だ。優衣に前から「給水所では何でも好きなものを頂きなさい」と教えていた。私は例の通りバナナ、梅干、スポーツドリンクとスポンジを手にして、さてラストを頑張ろうか。「ボランティアの皆さん、有難う!!」

 気が付けば、優衣がテーブルの前で考え事をしている様子。どれにしようかと迷っている有様だが、テーブルの上は紙コップに入った水。後から聞いた話だけど、量が多過ぎて飲むのに困るので、少なく入っているのを探していた・・との事。ホンマに・・・・・
 電力会社の裏手の最後の坂の上り道で、ゴールする時は4人で手を繋いでバンザイするんだと打ち合わせ。坂の頂上からはゴール地点の大きな歓声が聞こえて来る。さぁ、ラストは頑張るんだと言って一段とスピードアップ。流石の彼女達も追い抜く時に言っていた「がんばって下さい」が出なくなってきたが、随分大勢のランナーを追い抜いて、追い抜いて・・・バンザーイ・ゴール。
 5時間5分55秒。2007年のヨロンマラソンが終わった。   (2007.05.02 亀野 稔)