第一回

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旅人と書いて<タビンチュ>と発音します。島外からやってきた者のことです。一般的には観光で来るお客さんには使いません。他の島のことはよくわかりませんが、与論にはこの<タビンチュ>がとにかく多い。

南町長ご夫妻

島のメインストリート、与論銀座にある飲食店だけでも3軒は<タビンチュ>の店です。この与論銀座で理髪店を営む本畑さんという人は、若い頃神戸に出て修行し、20年程前に与論に戻って店を始めたのですが、奥さんが関西のひとで自身も関西弁を話すので、暫らくの間<タビンチュ>だと思われていたそうです。このご夫婦のように奥さんが<タビンチュ>か、あるいは旦那が<タビンチュ>というカップルが非常に多いので、島全体として<タビンチュ>がたくさんいるのだと思います。現町長、南さんの奥さんも<タビンチュ>ですし、その弟さんの奥さんも<タビンチュ>です。そういえば、学校の運動会で<奥さんはタビンチュ>という競技もありました。

現在でも役場の広報を見ていると、新しく家庭を築かれた方の覧にのる新婚さんの3〜4組に1組はどちらかが<タビンチュ>です。島の殆どの職場に<タビンチュ>はいるようですし、何かの集まり、例えばPTA、商工会、観光協会、野球チーム、公民館教室などへ出席すれば必ず<タビンチュ>がいます。これだけ多くいますと、もはや<タビンチュ>は島人<シマンチュ>の一種といえるかも知れません。

脱サラ、脱都会、田舎暮らし(島暮らし)を考えておられる方は、与論を候補地に選ばれてはどうでしょうか!旅ンチュの島ンチュがこれだけ大勢いる島は珍しいと思いますが!